Research
contents (久慈) 研究内容

アモルファス合金の組織制御を活用した
新たな加工手法の開発

　アモルファス合金は、一般的な金属材料とは異なる特殊な原子の構造を持っています。この構造のおかげで優れた磁気特性を示すため、省エネルギー材料として着目されています。例えばモータのコア材料として用いた場合、エネルギー損失を従来の十分の一程度まで低減できる可能性を持っています。しかしながら、硬くて強くて粘り強いという性質も併せ持つため、加工が難しい難加工材料としても知られています。
　本研究室では、アモルファス合金の特殊な構造があらゆる性質をもたらすことに着目し、組織制御によって材料の性質を制御して加工性を大幅に向上させる新たな加工手法の開発に取組んでいます。材料の組織がどのように変化するのか、組織の変化がどのように加工性の向上に影響をもたらすのかを実験、観察、解析を駆使して明らかにしています。

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